2009/09/26(Sat)
前世からの影響を知ることで見えてくるもの

前世からの影響が今世にあらわれてくる例として、原因や理由のわからない恐れや恐怖、といったもので表面化することがあります。
たとえば前世、亡くなる時に洪水などの水害や、溺れたり、水の事故で亡くなったりすると、「水が怖い」という形であらわれたりします。
プールや海で、顔を水につけると恐怖感が伴う、とか、お風呂が嫌い、だとか。
(お風呂嫌いのお子ちゃまみんながそう、とは限りませんが)。
前世、魔女で火炙りの刑で殺された、といった場合、火や炎を見ると恐怖感や怖さを感じたり。
臭覚、聴覚がよくない人で、前世、ナチスの収容所で、すぐ隣のガス室で殺されていく人々の叫び声や人の焼けていく死体の臭いを嗅ぎ、死ぬ時に臭覚・聴覚を閉じることを自分自身決意した、という例など。
以前リーディングをした方で、その人の 「今生に最も影響を与えている前世」 を見た時のことです。
武士としてのその人が、刀を振り回している姿が見えました。
もちろん日本で、立派な武士姿のその人は、刀を片手に敵と思われる人を次々と倒していきます。
だいたいリーディングの時、まず見えたものをクライアントさんにそのまま伝えることで、さらに深いコネクションを築くことができ、情報がどんどん入ってきます。
でもこの時、次々人を刺していくビジョンがまず最初にやってきたので、どう伝えればよいか、ちょっと立ち止まりました。
そこでわたしは人を刺している、という一つのビジョンの中の、
別の部分にフォーカスして伝えはじめました。
私 : 日本の、武士の時代で、ちょんまげを結っていて、刀を持っている姿が見えます・・・
クライアントさん : あ~、・・・そんな気がします。
・・・実は大河ドラマとかが好きで。
刀を持って将軍様に仕えたりお守りする武士の姿、かっこいいなー、
こういう風にしたいなーと思っていたんですよ。
その方の反応が、なんとなくわかった、理解した、というようなものだったので、わたしは見えた最初のビジョンをお伝えしました。
すると、うなづきながら、武士に魅かれているんだけれど、でも実は包丁や刃物を見ると怖い、という恐れを感じていた ということを話されました。何かあるんだろうと思っていました、とも。
その方は今生料理人で、いつも包丁を取り扱っている方でした。
料理の時、包丁を見ると怖い感覚が生じていたそうです。
刃物が怖いのに、料理人として普段包丁を持ち、そして刀を持つ武士に魅かれる・・・
普通にみると矛盾しているような気がします。
恐れもありつつ、魅かれるという。
でも、同じ一つの道具(ここでは刃物)を、過去世では人を傷つけるために使ってしまったけれど、
今生では人を喜ばせるために使う、ということで、前世の影響をその人自身がクリアにしているということがわかりました。
同じ道具を使って、というのがとても興味深く感じました。
刃物や剣、といった刃物は、象徴的に「真実」を表わすことが多くあります。
(象徴についてはいろんな見方、解釈がありますが、これは私独自のものです)
先の方の例でいえば、武士だった前世、将軍様をお守りするという、武士としての信念、真実を貫くために刀を使いました。
そして今生では、人に喜びを与えたい という今生でのその人の真実を表現するための道具として、包丁を使っています。
前世で好きだったものや興味のあったことが、今生でも好きだったり興味があることだったりします。
前世でやっていたことと同じことを今生でしている時、不意に前世の記憶を思い出したり、
かつての前世で一緒に過ごした人といる時、まるでその前世を今同時に体験しているような感覚とともに思い出したり、ということもあります。
前世の影響っていろんな部分に出てくると思いますが、ブライアン・ワイス博士の前世療法のように、原因のわからない、理由のない症状や現象として現れている場合、医学的な症状だけを見るアプローチでは、解決できないことがあります。
また、お薬や薬物で一時的に抑えるようなものの場合、その時は落ち着いたように見えても、根本の問題は解決していないので、止めるとまたあらわれる、といったこともあります。
前述のケースの場合のように、前世で刃物で人を殺したり、あるいは殺されたりした場合、今世で、刃物が怖い、という症状がある場合があります。
医学的には「先端恐怖症」と呼ばれる、鋏・針・鉛筆・ナイフ・カッターなど、先端が尖った物が視界に入った時に強い精神的動揺を受け、身体に一時的な変調をきたす神経症の一種など。
先端恐怖症 ウィキペディア(Wikipedia)より
前世や他の転生からの影響を知ることは、原因や理由のわからない、説明のつかない症状や現象、感覚などについて解放をもたらすことにつながりますが、
そういう、前世からの影響、いわゆるカルマと呼ばれるものなどを、前世療法やリーディング、もしくはそのような他者からの手助けを必要とせずとも、その人が自発的に夢で見たり(前世からの影響のあったシーンを見たり)、急に思い出して わかった! となったりすることもあります。
そうだった、ということを知ることだけで、その人の内側で、納得するというような、受容と解放が起こり、症状が消える、緩和されていくことにつながるのです。

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