「 自分 」 を形づくってきたもの

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本当にありがとうございます


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私をうつし出してくれるもの の中で、
「自分」 というものを形づくっているものに 外側からの影響 が関与しているという例をあげました。
実際にリーディングをしていて、その人に影響を与えているエネルギー的なものが見える場合があります。
それは今生の場合だったり、別の転生の場合だったり、人によって異なりますが
先の過去ブログのように 「おまえはこうだ」と言われたり態度、言動で示された影響が
はっきりとわかる形で見える場合もあります。
この 外側からの影響 の他に、無意識のうちに、
自分自身が特定の出来事、体験を通してある思考回路・パターン というものを創り出し、
それがその人の人生全体に影響を与えている ようなものがあります。
パブロフの犬 のように 条件反射 とでもいえばいいのでしょうか。
いつのまにかそういう思考回路を無意識のうちに取り込んでしまっていて、
それが まるで自分の一部のようになってしまっている ので、それがあったことにさえ
なかなか気づかなかった、ということがあります。
人が 自分で自分に創ってしまった思考回路、パターンが、どんなに人生に影響を及ぼすか、
たとえを挙げて説明してみます。
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ある女性のケースです。
昔、彼女は太っていること(と、自分で思っていた)をコンプレックスに感じていました。
痩せたい と常々思っていました。
ある時、彼女は長年片思いをしていた、とても好きな男性に、失恋をしました。
まだ、少女だったときのことです。
彼女は、コンプレックスのために積極的な行動をすることはできなかったのですが
失恋して、ショックを受けました。
失恋、ハートブレイク というように、やはり傷心の感覚、ショックの感覚です。
彼女は、悲しくて悲しくて、泣き続け、
もうごはんも食べられないほど、悲しみ、泣き続けました。
何をしても泣けてきて。
しばらくは、外を歩いても 空を見ても
何をしても、悲しくて泣けてくる。
そんな状態が続きました。
思い出すと、一日の中でも、
ごはんを自分が食べている時は
「あの人も今頃ごはんを食べているかなぁ?」

夜寝る時、
「あの人も今寝る頃かなぁ」


一日の中で、実際には一緒にいたわけではない、一緒に過ごしていたわけではないのに、
いつもその人のことを 考え、 生活の一部になっていました。
彼女は、失恋によって、「相手を想っている自分」 をも、失ったのです。
ご飯を食べているとき
朝起きたとき
夜眠るとき
どこかに行って楽しかったとき、「ここに一緒に来たら」
なんて考えたりしていた 自分。
日常の中で、相手と共に居るわけでもないけれど、
「相手を思っている自分」 も、失恋によって、失われたのです。
この時間に、あの人のことを考えていた自分
ここを通る時に、あの人のことを考えていた自分 …。
その、まるで自分の一部 になっていたものさえ失ってしまったことによる、深いショックと悲しみ。
(自分の一部が失われるということは、なくなる、文字通り、亡くなる、
死と同じ感覚のエネルギーだと思います)
あまりの悲しみのために、本当にしばらく何もできないような状態、
食べ物も喉を通らなくなりました。
そして、とても痩せました。
彼女は、太っていたということさえ、まるで嘘だったかのように痩せたのです。
痩せて、周りの人に 「 きれいになったね 」 「 痩せたね 」 「 スリムだね 」 「 細いね 」
と言われることが多くなりました。
彼女自身は、失恋して悲しんでいたので、自分の身体には興味も意識も向いていなかったのですが、
結果として周りからは称賛のような言葉を受けることになります。
自分が、特にコンプレックスだと思っていた部分。
それを、外側の人たちから、以前、そう言われたかったような言葉を言われ、
痩せたいと思っていた自分 になったのです。
ふと、失恋のショックが落ち着くと、周りの
「痩せてるね」「スリムだね」「細いね」という言葉に、快感をおぼえます。
まるで、それが 自分を称賛してくれている言葉 のように感じるのです。
自分は素敵だ、自分はいいのだ、という感覚を感じます。
快感と、褒め称えられているかのような感覚。
まるで承認されているような感覚です。
常々自分は太っていると思い、コンプレックスだったのに、
みんなが自分を痩せていると、褒めてくれている言葉のように感じているのです。
失恋を少し経て、彼女は 痩せている に酔いしれるようになります。
コンプレックスだったがゆえに、その部分を今は褒められて、
最高にうれしい、快感なのです。
そして、彼女は、快感をおぼえたことと同時に、こういうことを思いました。
「 失恋してずっと悲しんで、ショックでいたらごはんも食べられなくて痩せた。
ショックなことや嫌なこと、悲しいことがあると食欲もなくなっちゃう。 」 と。
意識していなかったにしろ、この時、彼女の思考回路、パターンに、
・悲しいことや嫌なこと、ショックなことがあったり、そういう気分でいると食欲がなくなる
↓ イコール
・痩せる( そしてみんなに褒められる 称賛される = 快感 )
というものが、できてしまいました。
昔から、ずっと痩せたいと思っていたこと を叶えるためには
かなしんでいたり、嫌なことを体験したりショックを受けたり、
暗い気分、落ち込んだ気分でいることが役立った(助けになった)
というような感じです。
つまり、彼女がずっと叶えたい、こうなりたいと思っていた自分になるためには
悲しい気分でいることや 嫌な思いをしていること 暗く落ち込んだ状態でいること
が、役に立った、助けになったのです。
そして更に、周りの人からの称賛、承認の感覚。
自分でコンプレックスと感じていた部分だったゆえに、
とくに 自分がみとめられている感 をとても感じました。
「悲しい気分や落ち込んだ気分 でいると、食欲がなくなる」
という思考回路、パターンを、自分でインプット してしまったような感じです。
そして、「そうなると まわりに称賛される 評価される 快感」 というような回路、パターン。
彼女は、そういう思考回路を取り込んでしまっていたことさえ、
そして昔のその体験があって、そうなっていたことにさえ気づいていませんでした。
が、今生の彼女の人生に、大きく影響を与えていたのです。
彼女は、うつ病になりました。
先の体験の後、全体的なトーンとして
悲しい気持ちになること 嫌な気持ち、暗く沈むような感じ の感情に浸ってしまう ということが
自動的に起こっていました。
彼女が意識的にしていたわけではありません。
脳の中の、思考回路のパターンとして、
称賛される、承認される、褒め称えられる(痩せて、称賛され、快感)になるためには
悲しい気持ち でいたり 暗く沈んだ状態 でいて 食欲がなくなる ことが役立った というものが出来てしまっていた感じです。
(これは私がそのように感じた というケースであり、実際の脳内の状態がどうか、
という部分については断言できませんので、ご了解下さい、)
その人の 人生全体にも影響を及ぼすような状態(病気) がまさかこんな形で、
過去の体験・出来事を通して自分がどう感じたか という部分だけで形作られていたこと、
影響していたこと、びっくりしませんか?
しかも、結構入り組んでいますよね。
複雑に絡み合ったというか。
たんに 痩せた だけではなく、
・悲しい出来事(悲しい感情)を通してなりたい自分になった
・そこに周囲の言葉(痩せてる)を称賛に感じてしまった
体形に限らず、全てに関して、自分自身を外側からの意見や言葉で こうだ とすると、
いい言葉 を言われた時は いい自分 で
悪いこと を言われたとき(自分がそう感じるだけですが) は ダメな自分 になってしまいます。
でも、それって、完全にその 言っている人の見方、捉え方 なだけですよね。
たとえば体形に関して、100人いたら、100人、
同じ人を見ても、意見は異なるかもしれません。
痩せてるね という意見の人
普通体形だね という意見の人
太っているね という意見の人
やさしそうな感じ という意見の人
ギスギスしている感じ という意見の人
冷たそうな感じ という意見の人
あったかそうな感じ という意見の人
安心できる感じですき という意見の人
それぞれの人により、感じ方、見方、捉え方は異なります。
なのに、外側からの意見や反応 に一喜一憂していたりすると
外側からの意見 に自分を適応させよう、合わせようとして、(褒められたい、褒められよう とか)
毎回 本当の自分 ではない 違う自分 を演じようとして疲れてしまいます。
人や、周りがどう言っても、反応しても、
それはその人の見方、感じ方、捉え方 です。
それは、あなたが価値あるか とは一切関係ありません。
もしも自分に、ありのままの自分でいいんだよ と、自分をみとめてあげていたら
ありのままの自分でいいんだよ と自分に許可を与えていたら
ありのままの自分で、自分はいいんだ と受け入れていたら
他の人や誰かが何を言っても、自分で自分をみとめている 承認しているので、
全然平気です。
ショック、傷つく という感覚は
特にそれが外側から、他の人からの自分への言葉や反応で感じる場合は
自分が自分をみとめていない場合 に起こるのではないかなと思います。
だって、「自分は自分でいいんだ」 と思っていたら
他の人が何を言おうと、全然平気ですよね。 ふーん(゜.゜)…。
前述の彼女は、自分で自分のことをみとめることができなかった
そういう体形の自分(と思いこんでいるのは自分ですが )をも、
いいんだ、とみとめること、受け入れることができていなかったために、
周囲の反応、言葉を称賛のように感じ、
そしてその 称賛を得るための思考回路・パターン を無意識のうちに創ってしまい、
人生全体を感じるトーンというものにまで、影響してしまった というような例でもあると思います。
このように、人がある出来事を通して体験した感情や思い というのは、とても個人的なことな上、
それは目には見えないものです。
今生や、あるいは他の転生での、他者や周りからの影響でできた 自分 というものもありますが、
彼女のように、自分で作ってしまった思考回路・パターンは、いつのまにかそれが自然になってしまって、
まるで自分の一部のようになってしまっていて、なかなか気づきにくかったりします。
自分の人生全体に影響を与えているような トーン というものがもしあるのなら、
(先の女性の場合は 悲しい感情でいることがいつのまにか自然になってしまっていた)
そしてそれを自分で感じることができるのなら、
それは、過去、何かの出来事や体験があって こうなったのかどうか
自分の中で、影響を与えたと思うような、過去の出来事や体験 を振り返ってみるといいかと思います。
思いもがけない形で、こんなにも自分の人生全体に影響を及ぼしていたのかと
びっくりするようなこともあるかもしれません。
でも、それにもし自分で気づくことができれば、それはあなた自身を変えていくことが可能です。
なぜ、自分はこういう風に捉えたり、感じたりするようになったのか。
そのルーツ、起源というものを知ることが、
変化 へと繋がる一歩です。
あえて自分で触れたくない部分だったり、見たくないものがある場合、
もしくはあまりにトラウマだった場合、
過去のことを思い出すことに抵抗や、記憶さえ、ないかもしれません。
でも、本当に 自分がどういう風にして 今の自分 というものを形づくってきたのか
ということに気づくことができれば、
そのことが、自分はこうだ という入れこの、箱 から出て
本当の自分 になることをも、可能にするのだと思います。
向き合うことに対する恐れや抵抗をも超えたとき、
人は本当の自分自身、そしてなりたい自分自身 に、なっているのかもしれません。
(具体例として掲載するにあたりご了解下さったRさん、ありがとうございました

























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